社会福祉法人 赤い鳥保育会

 

保育理念

 

愛されている実感 ! それが子どもの育つ栄養 ! 

 

誉める保育

 

 ・  自発的な子ども(自ら考え行動す子ども)

 ・  関わる力に充ちた子ども

 ・  生きる力に溢れた子ども

 ・  子どもの主体性が尊重される保育

 ・  保育者チームによって見守られる保育 

 

法人の概要

 

赤い鳥保育会は、九州・関東の1都5県に、5つの保育所、5つの認定こども園、4つの分園、3つの学童クラブを運営する社会福祉法人です。

1957年(昭和32年)に長崎県雲仙市小浜町の光泉寺と言うお寺の境内地に産声を上げた小さな保育所『赤い鳥子ども園』をルーツとした法人です。まもなく70年を数える歴史の中で、時代のニーズとともに様々に形を変えながらも、沢山の子ども達が大きな翼で羽ばたいてくれています。


 

保育室や園庭に関する基本的な考え方

 

・ 小さく区切られた保育室ではなく、巧みにゾーンニングによって構成された保育室

・ 年齢で横割りするのではなく、活動や習熟度で自然に仲間ができる子どもの集団

・ 天然木をふんだんに使い、沢山の観葉植物を配置した柔らかみのある保育室を準備

・ 乳幼児の発達心理学の研究成果をふまえて構成された保育家具や教材を提供

・ 子ども達が使いたいものをすぐに手に取り使えるように工夫された保育ゾーンの構成

・ 使っているうちに、自然と技術や習熟度が上がる保育教具の準備と提供

・ 活発な保育活動を通し、ことばや数の適性を向上させるための保育教材の提供と援助

・ 生活しているだけで、整頓上手に育つ保育環境の構成

・ 子ども達が飽きることなく集中をして活動が、続けられるような保育環境の構成

・ 歩いたり走ったりするだけで運動能力が開花される園庭と遊具の提供

・ 遊んでいるだけでお腹が空き食欲が増す、充分な運動と学習が提供される保育と援助


 

服装に関しての保育園の考え方

 

・ 園服や制服はありません。子ども達が活動しやすく、着脱のしやすい服装で園へ登園してください。

・ 園での活動は盛んになればなるほど汚れてしまいます。着替えを充分に準備してください。

・ 服装は園で点検をして、降園することになりますが、もしも充分でない場合はご指摘ください。

・ サンダルは園庭やお散歩など園の生活に適しません。運動量の確保や怪我防止のため靴での登園をお願いします。


 

散歩など園外活動に関する考え方

 

・ まず園舎内や園庭での園内活動を第一義と考えます。

・ 活動の幅が広がれば、散歩等を積極的に活用します。

・ 充実した散歩ができるように、少人数での散歩を基本とします。(危機回避の意味も含みます)

・ 目的を持った散歩を基本と考えます。

・ 散歩の第一目的は、しっかりとした歩行やスムーズな準備、出発と考えます。

・ もう1つの目的は園内では味わうことの出来ない、新しいものの発見や感動的なふれあいです。


 

行事等の取組みに関しての考え方

 

・ 運動会や生活発表会等は普段の保育の成果とし計画、実施されます。

・ 一律の達成感や保育者の満足感などで子どもを駆り立てることのないように配慮します。

・ 保護者や地域に保育を開放し、保育に関する理解を深めて貰えるように配慮したいと考えています。


 

保育環境や教材に関する考え方

 

・ ロッカーは一人ずつ専用のロッカーを用意します。

・ 保育室内の園児席は基本的に自由席です。

・ 椅子と机が生活の基本だと考えています。

・ 保育室は常に家具が設置され体育館のような保育室にはいたしません。

・ 保育室の机の上には、常に花などの花瓶が飾られているのが通常です。

・ 保育室は活動別のゾーンによって構成されています。子どもたちが活動によって場所を選びます。

・ 制作、描画、絵本、ままごと、ブロック、パズル、楽器、ボードゲーム 等の各ゾーンが用意されています。

・ 基本的に個人で所有をする教材(お道具箱 等)はありません。園の教材・備品を使います。

・ 赤い鳥保育会では、筆(鉛筆)、ハサミ、スプーン、箸を重要な道具として保育が組み立てられます。

・ 園での生活の中でことばや数に関する適性が身につくような保育の環境が配慮されています。

・ 園での生活の中でことばや数に関する適性が文字や数字に結びつくように保育を計画します。


 

食事やおやつに関する考え方

 

・ 食事は食欲が基本と考えています。

・ 赤い鳥保育会では、食欲を実感し理解のできる子どもに育って欲しいと願っています。

・ 食事は量や品目を子ども自身で自ら注文し保育士がつぎ分けることを基本としています。

・ 自分の順番がくるまで、楽しく友達と過ごします。

・ 食事は残量の計算や大きさの比較、順序や箸の組み合わせなど様々な数のプログラムに溢れています。

・ 食事の際に使う道具は子ども自身が自ら選択し、食事を自分の席まで運ぶことが出来るようになります。

・ 食べた後の食器や残食の片付けも子ども自身で出来ます。

・ 偏食や食べず嫌いは矯正するのではなく、時間をかけて子どもの興味を育みます。


 

昼寝やトイレに関する考え方

 

・ 睡眠や排泄の基本は『気持ちいい』から始まります。

・ 排泄は失敗時の気持ち悪さの解消から始まります。

・ 決して無理なトレーニングはしませんが、概ね2歳頃にはトイレに自分で行けるようになります。

・  トイレができたという成功体験を基礎としトイレの習慣が身につきます。

・ 睡眠習慣は規則正しい生活習慣から始まります。

・ 家庭では出来うる限り9時頃までには子どもの睡眠習慣をつけましょう。


 

けがや事故に関する園の姿勢

 

・ 園では子ども達が集団生活を行うため保育園内での事故や怪我はゼロにはなりません。(噛みつき、喧嘩 等による怪我)

・ 保育室には、ハサミ、鉛筆、筆、箸、スプーンなど保育に必要な道具は積極的に提供していきます。

・ 子ども同士のトラブルは園の責任であり、各々が加害者、被害者の関係にならないように配慮していきます。

・ 赤い鳥保育会では、事故や怪我などへの対応は、保護者と密に連絡を取り、積極的に医療機関の利用を行います。

・ 命の危機に繋がるような大事故は園が率先し回避します。

・ 小さなリスクに自ら気づき、自己解決や回避ができる子どもに育てます。